​正しいお湯割りの作り方

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お湯割りとは、お酒をお湯で割ることです。温かくして飲まれるお酒には、日本酒の燗酒のほか洋酒ではホットラムやホットウイスキーがあります。でも、お湯割りと呼ばれるのは本格焼酎だけ。

 

水割りもソーダ割りも、お酒を水やソーダで割ります。その名前のイメージ通り、お酒に水やソーダ水を加えて作ります。でも焼酎のお湯割りは違うんですね。お湯を焼酎で割るんです。

つまり、カップやグラスに先に入れるのは、お湯。あとから焼酎を加えます。これが正しい焼酎のお湯割りの作り方。鹿児島や宮崎では、夏でも芋焼酎をお湯割りにして飲む人が少なくありません。香味が濃厚なタイプの麦焼酎や米焼酎をお湯割りで楽しむのも一興です。

 

お湯を先に入れる理由

 

焼酎の上に熱いお湯を注ぐとアルコール分が揮発して、刺激が強くなってしまいます。器にお湯を入れることで、お湯の温度が下がり、熱すぎないお湯割りができます。また、お湯が下にあることでカップの中で自然な対流が生まれ、圴一に混ざるのです。

でき上がりの温度は、人肌より少し熱いぐらい(40〜45℃)が理想。香りがふわっと開き、飲み口はまろやかに、そして甘みやうまみも引き立ちます。

おいしい『お湯割り』の作り方

 

1)小さめの器を用意

お湯割りの温かさを手のひらでいただけるように、器は150cc程度のグラスまたは陶器がいいでしょう。

またあまり大きいと飲み切るまでに冷めてしまいます。

2)お湯を注ぐ

先にお湯を注ぎます。そうすることで、お湯の温度を下げ、器を温めることができます。適温は70〜80℃。熱すぎるとアルコールが揮発しやすいので、ポットから注いだ場合は少し間をおきましょう。

 

3)本格焼酎を合わせる

本格焼酎をゆっくり注ぎます。お湯と焼酎の温度差で自然に対流が起き、かき混ぜなくても温度や濃度が均一になります。焼酎とお湯の割合は、鹿児島では焼酎6:お湯4の「ロクヨン」や5:5の「ゴウゴウ」が人気。

 

ちなみにアルコール度数25度の焼酎の場合、ロクヨンではアルコール度数が15度になり、清酒と同じくらいに。ゴウゴウでは12.5度、ワインと同じくらいになります。飲む人の好みや体調に合わせて、自由に濃さを調節できるのも本格焼酎の特長です。