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黒木本店の芋焼酎『謳歌』は、アールグレイのような不思議な香り

更新日:2023年6月21日


宮崎は黒木本店の芋焼酎『謳歌』を飲んだ。

黒木本店は麦焼酎の『百年の孤独』や『中々』、芋焼酎の『㐂六』という人気銘柄を製造していて、本格焼酎ファンにはよく知られている。


40ヘクタールもの畑を所有し、原料を自家栽培しているそうだから、焼酎造りへの信念も相当なもの。そんな黒木本店の製品のなかでも、『謳歌』は特別な芋焼酎だ。オレンジ芋「タマアカネ」を主原料に、宮崎産米「ヒノヒカリ」の黒麹で仕込んだ限定品で、残念ながら店頭ではめったにお目にかかれない。


原料芋の「タマアカネ」は、果肉が鮮やかなオレンジ色で、β-カロテンを豊富に含んでいるのが特徴。黒木本店が運営する農業生産法人「甦る大地の会」で栽培されたものが使われている。


ネットでは柑橘系の香りなどと紹介されていたが、封を開けても、よく知ってるミカンやレモンのような香りはまったくない。小さなグラスに注いで、鼻に近づけてみる。お?コレ、なんか知ってるぞ!


口に含むと、ふうわりと鼻に返ってきたのは、紅茶のアールグレイの香りだ。渋いような、苦いような、それでいて甘いような独特香り。アールグレイは、イタリア主産の柑橘類「ベルガモット」の香りをつけたフレーバーティーだが、なぜ「タマアカネ」がアールグレイの香りを宿すのか、さっぱりわからない。


ただひとつ言えることは、いわゆる芋焼酎とはまったく違うってこと。芋焼酎に最も多く使われている黄金千貫や、最近はやりの紅芋系、紫芋系とも、ぜんぜん違う。芋焼酎って、まだまだこんなに世界が広がるんだね。


お酒レポート

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